discography

Release 2023.7.11
MAM RECORDS / MR002 / 3,000yen (tax incl.)

自身のリーダーアルバムとしては5作目となる “MCY”。エッセイ集のように、穏やかかつ気軽に聴けた前作”Nova manhã”とは打って変わり、今作はアロマのようにエナジーチャージしたい時にお勧めしたい一枚。

1stアルバム”Urban Clutter”でも人気のあるオリジナル曲、”Mojito”をRhodesで収録。他にも”イパネマの娘”を大胆にアレンジした一曲など聴きどころ満載である。

前作に引き続きブラジリアンテイスト。躍動感ありスカッと爽やかなサウンドながらも、どこか温かさもほんのり残る一枚である。

【New Album Release】

MCY / AMI FUKUI TRIO

1.Voltex

2.morning glow

3.The girl from Ipanema

4.hammock

5.tipsy time

6.MCY

7.Mojito

8.ばいきんコンサート

全8曲 価格 ¥3.000-(税込)

2023.7.11 発売 MR-002 by MAM RECORDS

Release 2022.4.20
MAM RECORDS / MR001 / 3,000yen (tax incl.)

album-logo

Release 2016.7.6
DIW THE GRACE  |  DG-1007  |  2,700yen +tax

CD REVIEWS

旅の醍醐味は、道に迷うことだ。
ちょっとした不安と焦りのなか、突然視界が開けて、おもっても見なかったような風景に出会えたときの喜び。

あるいは日常の暮らしのなかにも、ふとした心の変化から、当たり前になってしまった風景が全く違って見えることがある。それもまた、旅だとおもう。

ピアニスト福井アミのアルバム、new journey は、旅の醍醐味に溢れた作品だ。

彼女の独特な、丁寧だけどどこに行くのかわからない(いい意味でね)タッチと親しみやすいが一筋縄ではいかない(いい意味でね)楽曲の数々が、私たちを新しい旅に導いてくれる。

工藤、福森のリズムセクションは非常にタフで、しなやかだ。

新しい1日が楽しみになる。そんなアルバムです。

 

黄 啓 傑  [ ブルームーンカルテット / Trumpeter ]

「URBAN CLUTTER」、「Amizm」と一作ごとに確実に進化、変貌をとげてきたアミちゃんの待望の新作、一段とパワフルになり明るさの増したアミちゃんピアノと、全幅の信頼を置く仲間達と演奏することの喜び、楽しさが満ち溢れた素敵なアルバムです。

全曲オリジナル、なんのてらいもない今のアミちゃんが聞こえてきます。

メローなバラードから軽快なリズム・ナンバーまで、ライヴで我々を虜にするアミちゃんのハッピーでスタイリッシュなサウンドがぎっちり、実に美しく爽快で楽しさ満点、

いや〜もうこれはアミちゃんファンならずとも
音楽好きであれば必携でしょう。

自信を持ってオススメします。

 

仲 野 尚 [ Jazz Bar そるとぴーなつ ]

以前から福井アミの魅力は、作曲センスとピアノの音色にあると思っている。今回のアルバムに於いては、11曲のオリジナル全て異なる曲調であるが、共通していることは「シンプルで潔い」というのが第一印象だった。シンプル故にすぐに体に馴染み、一緒に歌いだしたくなり、体が揺れて踊りたくなる。余計なことをそぎ落としストレートに伝えることはとても難しいことなのだ。

同じ音楽家として彼女の曲を考察すると、実は曲そのものは必ずしもシンプルというわけではない。むしろ、様々な仕掛けがある。しかしそれは意地悪なトラップではなく、伝えたいことをストレートに味わえる為の必然的な工夫であり、聴けば聴くほど新たな発見がある。出汁の取り方や隠し味の使い方が非常に巧妙で、様々な素材の味とそれらのハーモニーを楽しむことができる和食のような、その作曲センスにいつも脱帽するばかりだ。

先に書いたとおり、ピアノの音色も彼女の特徴の一つである。何と言っても音のカラーが素晴らしい。どこか憂いのある音色なのである。しかし暗いというわけではなく、むしろ心の奥には常に燃えたぎる情熱を潜んでいる音色。音色というのは歌手同様、声帯と同じようなもので、ある種天性のものだ。

ある程度は変えることは可能ではあるが、どんなに練習を積んでも得ることができない音色だと思う。ブルージー、そしてサウダージという言葉がぴったりの音色なのだ。音色とグルーヴというのは密接な関係にあって、この音色だからこそ、ゆったりとした重く沈む安定したグルーヴが生まれると思っている。これが天真爛漫ではつらつとした音色であれば、本作のようなグルーヴを楽しむことは難しい。

シンプルで潔いのは、演奏も同じである。何か特別なしてやろうということよりも、「何でもしてよい」「何もしなくてもよい」というような、お互いの思惑をストレートに語り合っている演奏だ。それはこの三人のお互いの信頼から生まれるもので、その信頼故の一体感を本作から感じられるであろう。

夏に合う爽快な曲や心が休まる曲、ブラジルの風を感じる曲、満天の星空を眺めているような曲など、様々な想いや場面に導いてくれる本作「New Journey」。以前訪れた場所を思い出させる、そしてこれから行くであろう未知の場所を想像させてくれるガイドブックのように、聴く者の心の琴線に触れる作品である。

 

山 田 拓 児 [ Alto Saxaphone ]

POCS-1708

TEMPLE and TREE means like a COSMIC

2018.07.04 Release
POCS-1708
¥3,000(tax incl.)

[ピアノ、キーボード、コーラスで全曲参加しています。]
  1. TEMPLE and TREE means like a COSMIC feat. SO.DRUMS .KAZ
  2. ENDOLPHIN TRIGGERS
  3. MELANCOLIA ZEN  feat.Patricia Marx
  4. CHAUFFEUR DRIVEN  within..
  5. SWEETEST THING feat.SO.DRUMS. KAZ
  6. SKIT
  7. HOTEL NEW GANESHA
  8. SLIDE SHOW feat.ウィリアムス浩子
  9. BRIGHT MORNING SANDWITCHES
  10. DAS GEMAINE 2000
  11. BAPHOMET feat.タブゾンビ(SOIL&“PIMP”SESSIONS)

AMIZM

2013.5.15 Release
PBRS-2
¥2,571(tax incl.)

  1. Komorebi
  2. Lion’s Empire
  3. Guiliana 7
  4. Absinthe
  5. Eccentric Blues No,1
  6. ODE
  7. Eccentric Blues No,2
  8. Jungle City
  9. Eccentric Blues No,3
  10. Undertone

Urban Clutter

2010.08.04 Release
anturtle analog recordings
ANTX4008

  1. ORGANIC SHOWER
  2. DENIM
  3. REFRAIN
  4. 再見 – ZAI JIAN –
  5. MOJITO
  6. RAIN
  7. SIGNAL
  8. VELOCITY OF THE LIGHT
  9. NOVELLA
  10. URBAN CLUTTER
piano-jazz_e2

Piano Jazz 2

2010.8.5 Release
RBCP−2490
2,310円 (tax incl.)

  1. Tidvis [Maj-Britt Kramer pno.
    Benita Haastrup dr. Jens Skou Olsen bas]
  2. OCEAN OF DREAMS [ENCOUNTER]
  3. OLLI’E OLIVE [Olivier Antunes Trio]
  4. JUNGLE BOOK [MANAMI MORITA]
  5. DAGGRY (AT DAWN) [MICHAEL SALLING]
  6. NO WEAPON [YASUMASA KUMAGAI]
  7. Ringo Oiwake [Emiko Minakuchi Trio]
  8. SAD I PARKEN [JOAKIM PEDERSEN TRIO]
  9. Lovesong [Refleks]
  10. ZAI ZIEN [AMI FUKUI]
  11. AMAZING GRACE [YASUMASA KUMAGAI]